【絶対理解必須】FXでのフラクタル構造って何?【チャートを使って詳しく解説】

「麻子FX」で講師をしている専業トレーダーryotaです。

今回のブログ記事のタイトルである「フラクタル構造」についてですが、ここを理解していないと勝ちきれないといっても過言ではないくらいFXトレードにおいて大事です。

生徒さんの多くもここから教えることがほとんどで、そもそもフラクタル構造って何?という質問も受けます。

FXは「待つのも仕事」と言いますが、結局どの部分を待てばいいの?という質問も何回か頂きましたが、この「フラクタル構造」というのを理解して身体にしみこませない限りはどの部分で待てばいいかもわかりません。

そのため、フラクタル構造がどういうものなのか以下、具体的に解説していきます。

 

フラクタル構造とは?

そもそもフラクタル構造とは、図形や自然界等で見られるものであり、「ある一部を見たときに、相似した構造になっている」ということを意味します。

図形での例を挙げますとこちらです。


https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=113955350による

大きな三角が全体の形として、切り取って見ていくと同じ三角形が見えてきます。これを繰り返していくとずっと同じ形の三角形が表れて無限に続くというのがフラクタル構造の一般的な考え方です。

自然界での例をあげると

  • ロマネスコ・ブロッコリー
  • 雪の結晶
  • アロエ
  • 木の枝

等があげられますね。

 

 

FXでもチャートはフラクタル構造をしている

さて、自然界や図形でフラクタルの説明をしましたが、FXトレードにおいてもこのフラクタルというのは存在します。

 

例:N波動でのフラクタル構造

例えば、下図のような日足で移行していた時、4時間足の〇部分はどうなっているのか見てみると、、、、更に4時間足の〇部分を1時間足で見てみると、、、、それぞれ以下のようになっていることが多いです。

もっと細かく見れば15分足、5分足と続きますが、細かく見れば見るほど雑音も大きくなっていきます。

 

フラクタル構造を理解して、トレード練習する必要性

フラクタル構造を勉強していけば必ず理解できるのが、「複数時間足で見ないと意味がない」ということです。

つまり、「マルチタイムフレーム分析」を理解して分析しようということです。

 

フラクタルを理解してマルチタイムフレーム分析を行う

そのため、フラクタル構造を理解していなければ、マルチタイムフレーム分析が必要ということにもたどり着けないため、15分足だけだったら15分足、中には1分足だけしか見ないというトレーダーも今まで数多くいました。

そのスタイルで数年間プロとして勝っていれば問題ありませんが、フラクタル構造を理解しておらず、マルチタイムフレーム分析をしていない人で勝っている人を僕は聞いたことがありません。

一般的なトレーダーでは不可能だと断言できます。

あたなは一般的なトレーダーですか?

この答えがイエスであれば、この記事を見た今からフラクタルを取り入れてください。

 

フラクタル構造を理解せずにトレードするリスク、デメリット

このフラクタル構造を理解せずにトレードすることは、今どこに向かっているのかわからないままトレードすることを意味します。

地図を持たずに旅に出るみたいなイメージですかね。

例えば、4時間足では上昇トレンド中で押し目を付けている時、15分足では下降トレンドだったりします。

(黄緑→4時間足、オレンジ15分足)

そういう時の戦略として、自分のルールに乗っ取ってショートしたら、ひたすら伸ばすより4時間足の押し目で一旦利食いするとか、ここ付近で止まるなとか見えてくるはずです。

しかし、フラクタル構造を理解していないと、そういう事がわからないため出口が見えなかったり、負けた時の原因もわからなかったりします。

つまり、永遠に勝てるようにはならないということです。フラクタルを理解できないというのはFXトレードをするうえで致命傷なんですよね。。

 

フラクタル構造を理解してトレードするメリット

逆にフラクタル構造を理解することによるメリットは、相場の全体図を把握しているため、次に行く先を環境認識で把握できて出口戦略もきっちりと出来るようになることです。つまり、勝てるようになるということです。

自分の思った方より逆行してしまってポジションを塩漬けにしてしまう方のことを、聞いたことありませんか?

この記事を見ているあなたも塩漬けにしたり、計画性のないナンピンしたりしていませんか?(ちなみに、ぼくは過去にやっていました。。苦笑)

フラクタル構造を理解してくると、こういう事をしなくなります。

それをやるとどうなるかが理解出来て自然とやらなくなりますので、フラクタル構造を理解することを絶対にオススメします。

 

フラクタル構造の使い方「実際に見ていく時間足」

結論から言います。

慣れていないうちは全てのトレードスタイルで、月足から15分足までの落とし込みを推奨します。つまり、月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足をフラクタルを繋げて分析するのです。

ぼくのスタイルはデイスキャですが、月足から落とし込んでいます。

たまに「そんな短期トレーダーなのに月足も見るんですか?」と言われますが、見るんです。

月足を活用する時なんて短期トレーダーは数ヶ月に1回程度ですが、それでも月足の流れを把握していたら全体的な構図が見えてきます。

月足はフラクタル構造の全体図と思っていただいて、そこから週足、日足と落とし込んでいきます。

これを、FXの世界では「環境認識」といいます。

どうやって環境認識をやったらいいのか?という記事も書いていますので、合わせてこちらの記事もどうぞ。

【コツをチャートを使って解説】FXの環境認識の具体的なやり方3選

 

まとめ

以上が、FXでのフラクタル構造になります。

  • フラクタル構造とは
  • フラクタル構造の重要性
  • 実際に見ていく時間足

ということを解説しました。

この「フラクタル構造」が頭の中で繋がっていないレーダーは勝ち続けるのはまず無理なのですが、フラクタル構造がなかなか頭の中で繋がらないと悩むトレーダーが多いのもまた事実です。

そのため、FXトレーダーは世の中で1番難しい職業だと言われています。

しかし、難しいだけの見返りがあるのもトレーダーのいい所であります。

まったく自分一人で完結出来て、何億、何十億と稼げるのは他の職業ではぼくの知っている限りはFXトレーダー以外に見当たりませんので。

プロトレーダーになるにはたくさん練習しなければいけません。

それも、毎日継続して技術を習得するまで。

ただし、技術を習得したらそれで終了ではなくて、そこからマインドという壁もありますが、技術面が出来ていないのにマインドもないので、まずは技術面をしっかり出来るように練習していきましょう。