FXで勝つためにファンダメンタル分析が必要ない理由

どうも、FXディーリングアカデミー講師のシュンです。

今回は、

「テクニカル分析とファンダメンタル分析どちらを信じれば良いかわからない」
「テクニカル分析って使えるか不安」

このような悩みを抱えてる人に向けて、解説していきます。

 

最初に結論を言うと、FXではファンダメンタル分析は必要なく、テクニカル分析のみで勝つことが出来ます。

TwitterやYouTubeなどで情報発信している勝ち続けているFXトレーダーはファンダメンタル分析より、テクニカル分析を使っている方が多いです。

 

というわけで、「ファンダメンタル分析が必要ない理由」と「テクニカル分析だけで勝つ方法」について、詳しくまとめていきます。

ファンダメンタルが必要ない3つの理由

  • チャートにはファンダメンタルが織り込まれている
  • 過去検証が難しい
  •  中途半端は知識だけではテクニカル分析にも悪影響が出る

1つずつ詳しくみていきましょう。

 

①チャートにはファンダメンタルが織り込まれている

ファンダメンタル分析が必要ない理由の1つ目は、「チャートにファンダメンタルが織り込まれている」からです。

皆さんはダウ理論はご存知でしょうか。

ダウ理論とは、証券アナリストのチャールズダウが考案した、相場の値動きの特徴を「6つの法則」で説明する理論のことです。

ダウ理論は、世界中のトレーダーが知っており、さまざまな場面で利用されています。

このダウ理論によると、「平均は全ての事象に折り込む」と説明されています。簡単に言うと、「チャートの値動きこそ全てである」ということです。

チャートの価格は、経済指標等の結果を全て織り込んで作られています。

全てを織り込んでいるチャートを見ることは、ファンダメンタルを見るの変わらないということです。

ですので、経済のことをたくさん勉強してファンダメンタル分析で買いか売りかを選択するよりも、ファンダメンタルの情報が織り込まれた過去チャートを見て検証を行った方がはるかに簡単で効率が良く、確実な情報というわけです。

 

また、ファンダメンタルの情報通りに動かない場合もあります。FXの価格は国や大企業の機関投資家と呼ばれる大口トレーダーが動かしています。

そのため、ファンダメンタルが価格を下げる情報だったとしても、機関投資家が上げたいと思えば、価格は上がることになります。

 

②過去検証が難しい

ファンダメンタル分析が必要ない理由の2つ目は「過去検証が難しい」です。

FXで勝ち続けるためにはチャートの過去分析を行い、勝率や期待値を調べないといけません。

ファンダメンタルズを元に過去検証を行うと、過去のファンダメンタルの情報を探し、そこに対応するローソク足を見つける必要があり、とても大変な労力と多くの時間がかかります。

先ほども言いましたが、チャートには過去のファンダメンタルの情報を含んでいます。

なので、チャートを元に過去検証を行うことと、ファンダメンタルを元に過去検証をすることはほとんど同じことなんです。

また、ファンダメンタル分析を元にトレードを行った場合、チャート分析をする能力が向上しないので、一向にトレードスキルが上達しません。

そのため、大口トレーダーがファンダメンタルの情報と逆に価格を動かした場合、対処ができず大きな損失を抱える可能性も出てきます。

 

③中途半端な知識だけではテクニカル分析にも悪影響が出る

当たり前のことですが、我々個人投資家が持つ経済知識は機関投資家がもつ経済知識と比べると、大変劣っています。

中途半端にファンダメンタル分析を勉強したところで、様々な情報に踊らされます。

ですので、テクニカル分析では買いの場面でも、ファンダメンタル分析的には売り場だと考えてしまい、損失を被ることになります。

ただ、ファンダメンタル分析が使える局面も確かにあります。

例えば、米国雇用統計などのとても大きな経済指標等であればファンダメンタル分析を極めることで、利益を残すことは可能かもしれません。

ここで注意したいのが、そこまで目立っていない経済指標に対して、ファンダメンタル分析を使う時です。

目立っていない経済指標だとファンダメンタル分析を極めても利益を残すことが出来ず、損失を被ることになる可能性が高いです。

なぜなら、ファンダメンタル分析を極めても、機関投資家がファンダメンタルの情報を隠している場合があるからです。

個人トレーダーはどうあがいても、大口トレーダーが隠している情報を知ることは出来ません。

なので、中途半端な情報を元に、テクニカル分析が疎かになってしまうと残せる利益も残せなくなってしまいます。

以上のことから、中途半端な知識と中途半端な情報でファンダメンタル分析をするとテクニカル分析に影響が出てしまうんです。

中途半端なファンダメンタル分析を行うのであれば、全ての情報を織り込んだチャートを使うテクニカル分析に力を入れたほうが、確実に利益をあげることが出来ます。

 

テクニカル分析だけで勝つ方法

テクニカル分析で勝つ方法はたった1つしかありません。

その方法とは過去のチャートを利用して、仮説→検証→実践→改善をひたすらやり続けることです。

ファンダメンタル分析が必要ない理由でも記述しましたが、過去チャートにはファンダメンタルの情報を含む全てのデータが織り込まれています。

ですので、過去チャートを使って検証を行えば、テクニカル分析のみで勝てるようになるのです。

仮説→検証→実践→改善をそれぞれどのようにやれば良いか簡単に紹介します。

 

仮説

仮説を作るコツは、「こういう状態は勝ち易い」や「この時間は勝ち易い」など、感覚でも良いですし、トレードノートをつけている場合はノートの記録を頼りに勝ち易い状況を探していきます。

例えば、ドル円は21時に5分足でヘットアンドショルダーが出ていたら売りでエントリーすると勝ち易い可能性がある。

こんな感じで銘柄、時間、勝ち方を具体的に決めます。

もし仮説を立てるのが難しい場合、ダウ理論・サポレジ・フラクタルを意識してみてください。

 

検証

次に、立てた仮説が正しいのかを検証していきます。

過去のチャートや自分のトレードの記録を元に勝っているか負けているかを表または紙にまとめて勝率やリスクリワードなどトレードに必要な数値を導き出していきます。

※リスクリワードとは損失に対してどれぐらいの利益が見込めるかを表した数値です。 リスクリワードがよければ、勝率が低くても勝ち続けることが出来ます。

先ほどの例を使います。

ドル円は21時に5分足でヘットアンドショルダーが出ている時売りエントリーを行うと勝ち易いという仮説を立てました。

実際に過去のチャートを見返し、仮説の通りになっている場合の勝率とリスクリワードを求めます。

リスクリワードを求めるのは、難しいかもしれないので初めは勝率のみを求めても良いかもしれません。

5年〜10年ほどの過去チャートを見れば、十分なデータが取れると思います。

検証の結果から、「勝率が高い」または「勝率は低いがリスクリワードの良い」トレードが出来そうな場合は実践に進んでいきます。

 

実践

実践では。先ほど検証を行なったものを使って実際にトレードを行います。

もし、検証したばかりのものを使ってトレードを行うのが怖い場合、デモトレードを利用して本当に勝てるかどうかを調べていきます。

この時行なったトレードは絶対に記録に残すようにしてください。この記録は後の改善に必要になっていきます。

 

改善

最後の改善は、実践で行なったトレードの記録をみて、もっと良いトレードを行うにはどうすれば良いかを考えます。

実際にトレードをすることで、検証では気づけなかったところが絶対に現れます。

例えば、「リスクリワードを変えるともっと利益が残る」や「時間を少しずらした方が勝率が上がる」などの発見が多々あります。

その発見を仮説とし、もう一度検証を行い、実践に進みます。

ひたすら仮説→検証→実践→改善を繰り返して利益が1番残る状態にしていきます。

仮説→検証→実践→改善を続けることでテクニカル分析だけで勝ち続けるトレーダーになることができます。

仮説→検証→実践→改善は正直大変ですが、「正しく」積み重ねることで確実に勝てるようになるのでぜひやってみてください。

 

まとめ

今回の記事では、ファンタメンタル分析が必要ない理由を中心にまとめました。

勝ち続けるトレーダーは必ずテクニカル分析をしているので、まずはテクニカル分析を極めて、勝ち続けるトレーダーを目指しましょう。