どうも、FXディーリングアカデミーの太田シュンです。
「FXで勝つ要素にメンタルは必要ない」
こんなことを聞くと、毎日のトレードに一喜一憂しているあなたは、
- メンタルが弱いからいつも損切出来ない
- メンタルが弱いからポジションを持っていないと落ち着かない
- メンタルが弱いからハイレバレッジで勝負してしまう
だから、勝てないのはメンタルのせいだと言うかもしれません。
でも、あなたがFXで勝てないのはメンタルが弱いからではありません。
この記事では、なぜFXで勝てないのはメンタルのせいではないのか、そしてFXで安定して利益を上げるには何が一番必要なのかを紹介しています。
この記事を読むことで、あなたはメンタルを崩壊させずにFXを楽しめるようになります。
FXでメンタルは必要ない3つの理由
なぜ、常に熾烈な戦いが繰り広げられているFX相場で勝つのにメンタルは必要ないのか、その理由を3つ挙げてみました。
- FXは月のトータルで勝てば良い
- 損切りや利確は、機械的にする
- 自分のトレードルールを常に意識する
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1,FXは月のトータルで勝てば良い
どうしてもFXで勝ちたいと思い、すぐにポジションを持ってしまうということはないですか。
いわゆるポジポジ病というやつですね。
FXは平日ほぼ24時間買えるし、ポジションを持っていないとワクワクしないということもあるので、そうなってしまうのもある程度仕方ないこととは思うのですが・・。
でもFXでは、一回一回の勝ち負けよりも、1ヶ月のトータルで利益を考えることが必要です。
普通の仕事なら、給料が決まっているいるので、マイナスの日があればおかしいですが、FXの場合はそうではありません。
極端な話、10回トレードして9回負けても、1回のトレードで1ヶ月分の利益が出たらそれでヨシということです。
要するに、1ヶ月で目標の利益を出せるかどうかが一番重要なのです。
常にポジションを持っていなければ落ち着かないというあなたはメンタルが弱いのではなく、そういう意識が低いだけだと思います。
トータルで勝てばよいと考えると、勝てる可能性の高いトレードだけするようになります。
ということなので、常にこの考えを持っていたらポジションを持っていなくても不安になることはないと思います。
少額でもいいから毎回勝つという考えでは、FXでは勝てません。
FXの目的は、勝つことではなく儲けること。
常にその意識を持ってトレードするようにしましょう。
2,損切りや利確は機械的にする
あなたは、損切りと利確のルールを決めているでしょうか。
そして、そのルールはちゃんと守れていますか。
もし守れていないとしたら、それは自分のメンタルが弱いからだと思いますか。
損切りと利確のルールを決めることは、FXトレードする上でとても重要なことです。
FXで一番大切なことは、なによりも損失を最小限に抑えることだと思います。
確かに、損失が出てもそのままにしておけば、またプラスに戻る場合が多いです。例えば、10回トレードをして損失が10回出ても、9回はまたプラスに戻るかもしれません。
しかし、そう思って損切りせずにそのままポジションを持ち続けると、残りの1回のトレードで大きな損失を被ることになる場合があります。
トレードはいったん波に乗ると勢いがつくので、たった一回のトレードが強制ロスカットになってしまうということも珍しくありません。
そうなると、FXの資金が極端に減り、トレードができなくなる恐れも出てきます。最悪の場合、FXの世界から撤退を余儀なくされるということにもなりかねません。
お金を稼ぐために始めたはずのFXでそうなってしまっては本末転倒と言わざるをえません。
また、利確についても、損切りできない人は、大きく損益が出ているのに鋼のメンタルでポジションを持ち続け、少し利益が出たら、ホットして利益を確定してしまうという傾向になりがちです。
そういう損失を耐えるメンタルは不要で、早めに損切りすることがFXではとても重要です。
損切りや利確がうまくできないのは、メンタルが弱いのではなく、購入や売却、損切りの明確な金額をポジションを取る前から決めていないからです。
もし、明確な金額を決めていても、いざ損切りの場面になるとどうして相場の雰囲気に流されてしまうという場合は、いつも使っている証券会社の売買ツールで利確や損切りの売買予約をしておくようにしましょう。
FXに限らず、投資には「尻尾と頭はくれてやれ」という格言があります。
この格言は、投資は最安値で買い、最高値で売ることはほぼ不可能で、そうしようとすると逆に大きな痛手を負う可能性があるという投資家への戒めです。
この格言のように、最安値や最高値を待とうとすると、どんなに鋼のようなメンタルを持っていても無理というか、逆に損失を被ることにもなりかねません。
なので、ほどほどの所で買い、ほどほどの所で売るという気持ちを常に持っているということが大切です。
3,自分のトレードルールを常に意識する
3つ目の自分のトレードルールを常に意識するということは、損切りや利確の話ともつながりますが、とにかく自分の決めたトレードのルールを常に意識して守るということです。
例外を作ってはいけません。
その例外が、時には大きな損失につながってしまうからです。
調子がいいからと利確を先延ばしにしてみたり、損切を遅らせたりしがちですが、それはメンタルが弱いからするのではなく、常に自分のトレードルールを意識していないからそうなるのだと思います。
自分のトレードルールを常に意識して、時々見直していると、いつも冷静な心でトレードできるようになるでしょう。
FXトレードでは、鋼のようなメンタルは必要ないというか、かえって邪魔になるとも言えます。
メンタルが崩壊する前にやるべき事
それでも、FXでメンタルが崩壊しないか気になるあなたに、どうすればメンタルを崩壊させずに冷静にトレードできるようになるのかをお伝えしたいと思います。
どうすればメンタルを崩壊させずに冷静にトレードできるようになるか、それは過去のトレード事例の検証につきると思います。
過去のトレード事例は、どれくらい検証しても検証し過ぎということはないでしょう。
それくらい重要な過去のトレード事例の検証ですが、いったい何をどう検証すれば良いのでしょうか。
まず、どうしてFXには過去のトレードの検証が重要なのでしょうか。
確かにトレードに同じものはありません。だから、過去の検証なんて無意味であるという人もいるでしょう。
しかし、同じトレードは無くても、似たようなトレードはよく見かけます。
似たようなトレードがどういう道筋を通って行っただろうか、どこで利確や損切を行ったら一番良かったのかなどを検証するのは、とても意味のあることだと思います。
では、過去のFXのトレードの検証の方法ですが、トレードが似ているかどうかはローソク足を見て判断します。
通常、証券会社のネット講座ではローソク足などのツールが用意されており、そのツールで過去を遡り見ていきます。
検証する期間は長ければ長い程良いと言われています。
それではその検証の方法についてですが、僕の手法はダウ理論・サポレジ・フラクタルの3つを使います。この3つの理論を参考にして、チャートの値動きを判断していきます。
ただし、100%勝てる方法ではないので、あくまで勝率を高めるために有効であるということです。検証期間は最低でも3~5年間分のデータは欲しいですね。
また、過去のトレードが検証できる、専用のソフトも出回っています。
そいうものを使って検証するのも、もちろんアリだと思います。
しかし、有料のものと無料のものがあり、たいして使えないものも出回っているようなので、使う際は最新の注意が必要です。
ディーリングアカデミーでは有料ですが「フォレックステスター」という検証用ソフトを推奨しています。より、リアルトレードに近い形で検証できるのでおススメです。
このように専用ソフトまで出回っているということは、FXではそれだけ過去のトレードの検証が重要だということでもあるので、しっかり使いこなしましょう。
まとめ
この記事では、FXで勝つ要素にメンタルは必要ないということを紹介しました。
FXは、鋼のメンタルで勝つものではなく、過去のトレード事例を参考にして、相場の動きを予測し、冷静に自分の決めたトレードルールを実行することで勝つ確率を上げることができるとご理解いただけたでしょうか。
この記事が、あなたのFXトレードの勝利に少しでもお役にたてれば幸いです。
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