FXデイトレードでオススメの手法とは、一体どのようなものか?
この問いって、多くのFXトレーダー志望者が突き当たる疑問なんですよね。
今回の記事では、専業トレーダーとして10年やってきた私が、実際に行ったトレードそのものをお見せしながら、私自身が思う「これが一番だよ」という手法をお見せしたいと思います。
専業トレーダー麻子
まずは私のトレード実績を
FXにおける私自身のトレード実績について、どのくらいの期間、どのくらいの額を稼いできていのるかといったことを、それらしい図や約定履歴で表示する事に意味はないと考えています。
その理由として、この世界だとそういうのはいくらでも偽造できてしまうので、目の肥えた方には「で?それが本物だと、どう証明するの?」と毎回のように突っ込まれイライラした経験が、それはもう両手の指で数えられない程あるからです。
なので、ある時から私は「リアルタイムの見解」と「その時、その瞬間の考え」を「時刻つき」で残すようになりました。
最近では、以下の動画を見てもらうのが分かりやすいかと(10分ほど)。
こちらの動画では実際のトレードに入る直前の「相場のシナリオ(予想)」を公開しています。(簡単に、かいつまんだ説明を動画下でお乗せします)
極めてシンプルに説明するなら、以下画像の赤いライン(月足に引ける重要なライン)を割れない限り、買いを継続、だけど、短期的には下げてきているので「赤ラインの固さを確認するまでは、安易な買いは危険」という状況です。
赤ラインを割れたら売り、赤ラインが機能するなら買い
で、実際に買った時の画像&リアルタイムの配信がこちらです。
買いエントリーした時のオンライン教室内配信(3/2 08.17)
買いエントリーした時のオンライン教室内配信の画像拡大(3/2 08.17)
そして利食いをした時の画像&リアルタイムの配信がこちらです。
決済時のオンライン教室内配信(3/3 17:39)
決済時のオンライン教室内配信(画像拡大)
これで、ある程度の実力は証明できていると思うのですが、それでもなお納得できない方もいらっしゃると思います。
まぁいずれはそこまでするべきだとも考えていますが、これら情報の信ぴょう性を怪しまれる方は裏を取るためにそれぞれ動いていただければと思います^^
ひとまず当記事内では初めて私と出会われた方に、私がFXデイトレードに関して、またそのオススメの手法に関して語る資格があるという事をいったん土台としてご理解いただいた上で、この先の記事を読み進めてもらえればと思います。
FXデイトレードのオススメの手法を解説
では、実際の手法についてですが、私たちディーリングアカデミー講師が「3大理論と4つのアクション」と呼んでいるものが最もオードソックスで、実力通りの結果が出るという意味で公平かつオススメです。
その内訳として、まず「3大理論」とは「ダウ理論」「サポレジ(ライン)」「相場のフラクタル構造(マルチタイムフレーム)」の3つになります。
次に「4つのアクション」とは「シナリオを描く」「ストップを決める」「エントリーチャンスを待つ」「エントリーして結果を待つ」の4つですね。
3大理論は技術が、4つのアクションではメンタルが重要になってきます。
では、せっかくなので、上記で行った私の実際のトレードをもとに解説してみましょう。
FXデイトレード(オススメ)手法その1「ダウ理論」
ダウ理論には「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ」があり、これらを画像で説明するなら、以下のようになります。
ダウ理論の上昇トレンド、下降トレンド、レンジ
かつ、これを実際に私が行ったトレードに当てはめると、こうなります。
(まずは画像左上、4時間足に適用します。)
実際のチャートにダウ理論を適用(左上、4H足)
ごちゃごちゃと面倒くさい事を語るよりも、これの方が分かりやすいですよね?(笑)
FXデイトレード(オススメ)手法の2「サポートライン・レジスタンスライン」
これに関しても上記「ダウ理論」で紹介したチャートを見てもらう方が手っ取り早いと思います。
要するに「意識されてる高値」「意識されてる安値」に引かれるラインの事で、現在の価格よりも上に位置するラインをレジスタンスライン、現在の価格よりも下の位置するラインをサポートラインと呼びます。
FXデイトレード(オススメ)手法の3「相場のフラクタル構造(マルチタイムフレーム)」
この相場のフラクタル構造(マルチタイムフレーム)こそが3大理論のキモ。ダウ理論とサポレジ(ライン)はフラクタルされなければなりません。
フラクタルとは、異なる時間足の関連性の事です。
と、言うと物凄く意味不明だと思いますが、ここでまた私の画像を見てください。ラインにはそれぞれ「色」がついてますよね。
これ、赤いラインは月足で引いたもので、水色が週足、ピンクが日足、そして黄緑が4H足と1H足なのです。(ちなみに滅多に引きませんが、たまに15分足でも引きます。)
またダウ理論的で言うと、4H足では赤サポートラインとピンクレジスタンスラインでのレンジになってますが、1H足ではやや下げトレンド傾向にあり、15m足だと完全に下げの真っただ中です。
つまり、「15m足は下げトレンドだから売りだけど4H足だとレンジで、かつサポートラインとして機能しつつある赤ラインが月足の重要なラインだから安易に売るのは危険、むしろ買いチャンスかも知れない!」というように、時間足ごとで相場状況が変わる事、かつそれをつなげて考える事を相場のフラクタル構造(マルチタイムフレーム)を利用する、と表現します。
FXデイトレード(オススメ)手法その4「シナリオを描く」
さて、上記「3大理論」への理解が深まれば、「4つのアクション」に入っていきます。すなわち「シナリオを描く」「ストップを決める」「エントリーポイントまで待つ」「エントリーして結果を待つ」です。
それらの元となるのが「シナリオ」で、3大理論をもとにこれを描いて行きます。
上記画像では「4H足のシナリオ」を描いていますが、これをデイトレードベースに落とし込むには、1H足、30分足、15m足など、長い足の流れを短い足に落としていく必要があります。
まずは1H足に、その次に15m足に落とし込んでみましょう。その上で「エントリーするならこうだね」というのをイメージしておきます。
シナリオを1H足と15m足に落とし込む
これはものすごく簡略化されていますが、このように売りのパターンと買いのパターンを用意し、「買うならここ」「売るならここ」という位置を見定めておきます。これが「シナリオ」の基本です。
FXデイトレード(オススメ)手法その5「ストップ(損切り)を決める」
次に行うべきが「ストップを決める」です。
この順番が大切で、「エントリーする時にストップを決める」では遅いんです。
必ずエントリーをする前、もっと言えばエントリーチャンスを待つ前に「買いの場合のストップ」と「売りの場合のストップ」を決めておきましょう。
今回の場合なら、月足にひける赤ラインをベースにシナリオを組んでいます。
赤ラインがサポートとして機能したら、「レンジ」か「上昇トレンド」が起きるので買い。
赤ラインを割れた後、レジスタンスラインとして機能するならその逆で売りのため、おのずとストップは「赤ライン割れ(買いの場合)」か「赤ライン越え(売りの場合)で決定です。
FXデイトレード(オススメ)手法その6「エントリーチャンスを待つ」
この「待つ」という行為が非常に大切です。例えば以下画像の形の時、私はエントリーしていません。その理由と根拠は以下リアルタイム配信時の通りです。
エントリーを待っている時の思考
エントリーを待っている時の思考拡大
FXデイトレード(オススメ)手法その7「エントリーし、結果を待つ」
後は「エントリーし、結果を待つ」だけです。
エントリー時の形と決済時の形はこの記事の上の方に貼ってありますが、エントリー根拠としては、15m足でダウ理論が上昇に転じ、赤ライン近辺の固さが確認できつつある事(トリプルボトムという形の予兆)に加え、ストップまでの距離が近くリスクリワードが良い、という風に条件がそろったからですね。
後から見ると、このように綺麗なトレードになっています。
赤1買い、赤2利食い(その他の細かい解説は割愛)
だけど、リアルタイムで見ている時、未来のチャートがどうなるかはわかりません。
必ず勝てるわけではないので、心を安定させるためにも常にリスク管理は必須。
なので、エントリーは慎重に「ここ!」というタイミングまで待たなければならないし、エントリーを待つ前にストップを決めなければならないし、ストップを決めるにはシナリオが必須で、シナリオを描くには3大理論(ダウ理論・サポレジ・フラクタル)への理解が必要・・・と、いう順番になるのです。
FXデイトレード手法における心構え
そんなわけで私のオススメのFXデイトレード手法は「3大理論と4つのアクションを極める事」で、これはハッキリ言って難易度・低とは言い難く、習得には相応の訓練と慣れが必要です。
が!!!!!
極論、資金管理さえしっかり出来ていれば「雨の日に買う、晴れの日に売る」みたいな手法でも稼げてしまうのがFXだったりします。
「3大理論と4つのアクション」をより学べる太田俊先生のメール講座でも、最初のレッスンが「資金管理」であるように、実は「手法以外」の方が大切だったりします。
とはいえ、手法がなければ勝てません。大切なファクターのひとつとして、手法は必須。ただし、手法だけでも勝てないという事は肝に銘じつつ、あなたにとってのFXを完成させてもらえればと思います^^